内日貯水池

平成22年4月4日                                                 下関市内日

下関市の上水道システムは1906(明治39)年、県内では初めて、全国でも9番目に敷設された近代上水道システムであり、その創設期の水源地が内日(うつい)第一貯水池である。堰堤(えんてい)は内部に粘土壁を備えた近代的アースダム(土堰堤)であり、明治期の水道用堰堤としては国内最大級と言われている。煉瓦(れんが)にまとわれた取水塔や眼鏡橋形状の余水水門などが明治の構造物らしさを漂わせているが、市街地の高尾浄水場と併せて、今もなお、下関上水道の骨格をなす施設として機能し続けている。 2006年05月08日西日本新聞朝刊山口版掲載より抜粋

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